昔の人たちが築いたアジア・アフリカの歴史を学ぼう
HOME南アジア史 > クシャーナ朝・グプタ朝

クシャーナ朝・グプタ朝

クシャーナ朝は1世紀ごろに勢力を拡大しインドの北部を支配した。この王朝はインド人のものではなく中央アジアの王朝で、シルクロード貿易によって力を得ていた。同時期にローマの船が南インドに訪れるなどしており、この王朝の栄えた1世紀から3世紀は大陸の西と東で交流が盛んになった時代といえる。また、インダス川流域に移ってきたギリシア人が仏像制作に関わったことでガンダーラ美術が出来上がったのもこの時代の特徴だ。 4世紀、インドの北部を統一したのがグプタ朝だ。チャンドラグプタ2世という王が最もよく知られている。この王の時代に中国から法顕という人物が仏教を学ぶために訪れ、後にインドでの体験を記した仏国記という書物を書いている。この時代のグプタ美術はギリシア風だったガンダーラ美術とは異なり純インド様式でアジャンターとエローラの石窟寺院などの遺跡で見ることが出来る。

仏教衰退とヒンドゥー教

グプタ朝の時代、カーストの否定や難解な教理があだとなってインドの仏教は衰退した。代わりに、バラモン教がヒンドゥー教と名を変えて広まっていくことになる。ヒンドゥー教は当然カースト制度に支えられており、マヌ法典というカーストごとの生活の仕方が書かれた生活指導書も作られた。ヒンドゥー教にとって重要な聖典の二大叙事詩がまとめられたのもこの時代のことだ。

【おすすめ】

Back to TOP